評価チャート
GravityPRO(グラビティプロ)の特徴
18×20・薄ラケとは思えないパワー感
ホールド感が良く、ボールを潰せる
パワーロス感が少なくフラットで打ち込める
反発力
スピン性能
振り抜き
しなり感
鮮やかなグラデーションカラーが特徴的な【グラビティプロ】をインプレ!
最近は「アレクサンダー・ズベレフ」や「ルブレフ」選手が使用していますね!
グラビティプロを使ってみたいけど、どんな感じなんだろ?
打感や性能を詳しく知りたい!
こんなお悩みを解決します!
本記事を読むことにより、
・飛び感やスピンのかかりやすさ、耐久性などの「性能」
・どんなプレイヤーに合うかの「適性」
が分かります!
では最初に「グラビティプロの特徴」をザックリとご紹介します!
✅少し硬めでカッチリとした打感
✅ホールド感が良く、ボールを十分に潰せる
✅潰しきれなくてもいいボールが打てる
✅「18×20」とは思えない性能の数々
打ってみた感想を簡単に言うと、
✅【ボールを潰す感覚】×【弾き感】×【コントロール】
が絶妙にマッチしたラケットです!
以下で詳しく解説していきますね!
【潰し感◎】HEAD GravityPRO(グラビティプロ) インプレ・評価・レビュー
GravityPRO(グラビティプロ) 商品詳細
フェイス:100(インチ)
バランス:315(mm)
フレーム厚:20(mm)
フレックス:RA62
パターン:18×20
フレーム厚が「20mm」、ストリングパターンが「18×20」という見た感じ「厳しめのスペック」にどことなく【HEADらしさ】が感じられますね!
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今回試したセッティングがこちら
GravityPRO(グラビティプロ)のテクノロジー
グラフィン 360 +スパイラル・ファイバー テクノロジー
グラフィン 360+は、最適化されたエネルギー伝達を実現するHEAD独自のグラフィン360テクノロジーに、フレックスを高めクリーンな打球感を実現する革新的なスパイラル・ファイバーを組み合わせた最新テクノロジーです
おなじみグラフィン!グラフィン・テクノロジーが導入された2013年以降から、HEAD契約選手の勝利数が爆上がりしたそうです!
SWEET ZONE
最も幅広なストリングヘッドを備えた丸みのあるヘッドの形状が特別なスイートゾーンを生み出し、モダンなプレイを可能にします。
引用:HEAD公式サイト
モダンなプレイ…(笑)現代的な速いテニスが出来るってことですね!
打球感
少し硬めで独特な打感
✅打感は少し硬めです!
そして、グラビティには前作の頃から形容しづらい「独特な打感」があります。
若干「スピード」シリーズに似た打感?なのかな?
また、硬めな打感とは言いつつも、スペックに対してあまり「難しさ」を感じにくい印象でした!
ハードな打感が好みだけど、18×20はちょっと難しい・・・。
って思っている方には、試す価値のあるラケットだと感じました。
ホールド感×潰し感を十分に味わえる
これがグラビティプロの最重要ポイント!
✅ボールを「ホールド」し、「潰す」感覚が強く感じられます。
「しなり感」やフレームの柔らかさでボールをホールドする感覚ではなく、面でしっかり受け止めている感覚が強いタイプの「ホールド感」だと感じました。
なので、しっかりホールドしつつも、ボールスピードが落ちてしまう感覚がなく、かなりパワーロス感が少ないと感じました!
薄ラケに多いしなり感の強いラケットは「パワーロス感」が出てしまいますからね…。
その点「グラビティプロ」はフレームがシッカリしているので、ボールスピードが出しやすいです。
ストローク
18×20とは思えない程パワフル!
フレーム厚は「20mm」だし、ストリングパターンも「18×20」だし、名前も「PRO」だし、絶対競技者向けで飛ばないでしょ!
そう思う気持ちは分かります…。ですが、「グラビティプロ」に関しては先入観を捨てましょう!
✅思った以上にパワフルな飛び感でした!
フレーム厚が「20mm」×パターンが「18/20」とは思えない程よく飛びます。
「18×20」で、ヘッドが走りやすい重さ・バランスになっているため、振れば「勝手に」ボールが潰れてくれる感覚もGOOD!
また、ラケット面でしっかり受け止めてから、ボールに「パワー」をしっかり乗せれる感覚を、「振れば振っただけ」感じれるので、ハードヒッターにピッタリだと感じました。
コントロール性に優れている
✅コントロール性能は非常に良かったです!
正直100インチのラケットなので、「18×20」といえどもコントロール性能は少し落ちるかなと思っていたのですが、そんなことはありませんでした!
また、溝部分を深くすることにより、ボールを「グッ」と食い付かせることができ、接触時間を長めに感じられ、ボールコントロールがしやすくなっています!
ボールが「暴れる」ことなく、ドンピシャにコースを狙える「コントロール性能」を感じます!
「100インチ」のパワーと、「18×20」のコントロール性能が上手マッチしている印象でしたね!
スピン性能
スピンは「18×20」にしては掛けやすい(擦る系はNG)
✅目が細かいラケットなのにスピンが掛かります!
厚く振り抜くと回転量多めなスピンを掛けることができます。筆者の中の「18×20」の固定概念が覆りました笑
擦る系のスイングでもスピンは掛かることは掛かるのですが、「かなり浅い」ショットになってしまうので、厚く振り抜くスイングの方にオススメします!
厚く捉えてボールを潰しておけば、「勝手に」落ちてくれる安心感を感じれます!
同メーカーの「プレステージシリーズ」よりは「グラビティ」方が、スピンも掛けやすいので、ディフェンシブなスピンも打ちやすいです!
フラットドライブ向き
✅かなりフラットドライブ向きです!
フラット系のショットが「不意」に弾道が上がってしまうことも無いので、ストレスなくプレーできると感じました!
また、面の安定感が強く、ショットに重さが出ます!また、ライジング系のショットも打ちやすかった印象。
ガンガンスイングする方だけでなく、ゆったり大きくスイングする方にも、良い「フィーリング」が感じられそうです!
「18×20」のボールの潰し感は好みだけど、もう少しパワーが欲しいと思っている方にはかなりオススメ!
ボレー
思った以上にボレーがしやすい
✅スペック以上に楽に感じられました!
面で受け止めてから、「押し込む」感覚で打てるので、ボレーの際にフィーリングを重視している方にとっては、かなり打ち心地が良いと思いました!
ただ、100インチなので、面ブレを感じることは少々ありましたが、コントロールしづらくなる程ではなかったので、ボレーの評価的にはかなり良いです。
ストローク同様、通常の「18×20」よりもかなり飛ばしやすいので、今現在「18×20」のラケットを使っていて、フィーリングは好きだけど「飛ばない・ツラい」と感じてきた方は、試す価値はあると思います。
サービス
スピードはかなり出しやすい
✅ラケットの弾き感で飛ばしている感覚が強いです!
100インチなので絶対「振りにくく感じる」部分があると思っていたのですが、ラケットの厚みが「20mm」となっているため、他の100インチラケットより遥かに振りやすいです!
さらに、ラケットのパワー感が強いので、サーブもスピードを出しやすい印象。
また、他の「18×20」のラケットより、100インチのおかげで「スピン・スライス系」のサーブも比較的打ちやすかったです!
グラビティ「プロ」と「ツアー」の選び方
ポイントとしては、「ツアー」の方が「プロ」よりも
✅ラケット重量が「10g」軽くなっている
ことです。
ツアーの方がフィーリング的には「カンカン」する感じが出るものの、パワー感や弾き感が良くなっています。また、軽くなったことにより、取り回しも良くなっていますね。
なので、
・ラケットで弾いてくれる感覚が欲しい方
・平均的なボールスピードを向上したい方
・ボレーの際に取り回しの良さを求める方
は「ツアー」がオススメ!
・しなり感やフィーリングを良くしたい方
・自分でよりパワーをボールに伝えたい方
・重さによる「潰し感」をより強く味わいたい方
は「プロ」がオススメ!
全体的な「飛び感」はかなり似ているため、打感や重さの好みで選ぶのが良いと感じました!
向いているプレーヤー
✅鮮やかなグラデーションのカラーで目立ちたい方
✅薄ラケのフィーリングを、快適に感じたい方
✅「18×20」のボールの潰し感は好みだけど、もう少しパワーが欲しいと思っている方
✅フラットドライブ系で「ガンガンスイング」もしくは「ゆったり大きくスイング」する方
インプレまとめ
どうでしたか?
「18×20」だから、ボールを潰さなければ性能が発揮出来ない。
そう思っている方もいますよね?
ただ、この「グラビティ」シリーズは100インチのため、ボールを潰しきらなくても、ラケット自体の「弾き」性能により、再現率高く良いショットが打ててしまいます。
なので、従来の「18×20」よりも断然ディフェンシブなボールも打ちやすく、シングルスプレーヤーにもかなりオススメします!
数値的には「18×20」だから…。フレーム厚が「20mm」だから…。
と厳しめに感じてしまいがちですが、それは昔の話。そんな固定観念を取っ払っていきましょう!
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