評価チャート
スピードMP 2020モデルの特徴
カッチリしたフレームで、掴んでいる感覚が強い
引っかかり感が良く、振れる黄金スペック
地味だけど自分の実力を少しだけ底上げ出来る
反発力
スピン性能
振り抜き
しなり感
スピードMPの2020モデルを使ってみたいけど、自分に合うか分からない…。
打感や性能を詳しく知りたい！
こんなお悩みを解決します！
本記事を読むことにより、
・飛び感やスピンのかかりやすさ、耐久性などの「性能」
・どんなプレイヤーに合うかの「適性」
が分かります！
では最初に「スピードMP 2020モデルの特徴」をザックリとご紹介します！
✅カッチリしたフレームで、掴んでいる感覚が強い
✅引っかかり感が良く、振れる黄金スペック
✅地味だけど自分の実力を少しだけ底上げ出来る
打ってみた感想を簡単に言うと、
✅地味だけどオールマイティな黄金スペック
です！
以下で詳しく解説していきますね！
【高評価！】HEAD スピード MP 2020 インプレ・評価・レビュー 【グラフィン360+搭載】
スピード MP 2020 商品詳細
| CPI | 500 |
| ウェイト(g) | 300 |
| ストリングパターン | 16×19 |
| ヘッドサイズ | 100 |
| グリップサイズ | 1～5 |
| バランス(mm) | 320 |
| 長さ(インチ) | 27 |
| フレーム厚 (mm) | 23 |
CPIは（コントロール・パワー・インデックス）の略で、ラケットの「パワー」と「コントロール性」を表す指標のことで、
・数値が低いほどコントロール寄り
なモデルになっています。
次に、スピードMPの2020年モデルに搭載されているテクノロジーをパパっとご紹介します。
スピードMP 2020 のテクノロジー
グラフィン 360 +スパイラル・ファイバー テクノロジー
グラフィン 360+は、最適化されたエネルギー伝達を実現するHEAD独自のグラフィン360テクノロジーに、フレックスを高めクリーンな打球感を実現する革新的なスパイラル・ファイバーを組み合わせた最新テクノロジーです
おなじみグラフィン！グラフィン・テクノロジーが導入された2013年以降から、HEAD契約選手の勝利数が爆上がりしたそうです！
ダイナミック・フレーム構造
ボックスでもラウンドでも無い構造で、ボックスとラウンドを混ぜたような「台形」に近い形状をしています。
それにより「安定感」と「飛び」の両立が可能とのことです。
打球感
打感は少し硬め
✅打感は少し硬めです。
カッチリ系なフレームで、しなり感は薄め。
前作よりは「弾き感」は減り、柔らかくなったと感じます。
ですが、まだHEAD特有の「ハード」な打感が少し垣間見える印象はありました。
そのHEAD特有の「ハードさ」が好きな方は結構多いですよね！
また、100インチのラケットは打感がボヤけてしまう場合が多いですが、「スピードMP」の打感は非常にクリア。
少し腕やヒジに負担のかかる印象はありましたが、ガットを工夫すれば気にならなくなる程度でした。
ボールを掴んでいる感覚が強い
✅ボールを掴んでいる・ノッている感覚が強いです！
球離れが速い印象は無く、かなりボールを「掴んでいる」印象があります。
前作の「スピードMP」よりも扱いやすい・打ちやすい印象を持てるのはこの「つかみ感」のおかげだと感じました。
また、欧米人向けだった「スピードMP」のカッチリ感につかみ感をプラスすることにより、日本人好みのラケットに仕上がっている印象。
ボールをしっかり掴むことにより、自分のイメージした通りの「深さ」や「スピン量」でボールをコントロールしやすくなっていましたね！
面ブレが無く安定性が高い
✅面の安定性が非常に高いです！
100インチか～「面ブレ」しそうだなあ…。
押し負けそうだなあ…
と思っていたのですが「面ブレ」は全く感じませんでした。
面の剛性感や安定性を嫌というほど感じることができ、相手の威力のあるボールに対しても打ち負けずに、ラケットをしっかり振っていくことが出来ます。
ストローク
かなり飛ばしやすい
✅絶妙な飛び感を感じました
やや飛ばすのが難しめなイメージがあった「スピードMP」ですが、今作は抜群の面安定性に「パワー」が追加され、かなり飛ばしやすく感じました。
また、「飛びすぎ」は全く感じることがなく、本当に【絶妙】としか言いようの無いパワーアシストです。
なので、パワーアシストを感じつつも自分からガンガン振っていくことが出来ます。
これだけ振れる黄金スペックは「FX500ツアー」以来でした。
安定して「深い」ボールが打てるので、フラット気味に直線的な軌道で打つ方にもオススメです。
ライジングショットが打ちやすい
✅ライジング系のテンポが速いショットがかなり打ちやすいです。
面の「安定性」が非常に良いので、ライジングショットなどの「繊細」なラケット面の角度が必要になるショットの際に真価を発揮します。
しなり感が薄いのでタイミングも掴みやすく、ライジング系ショットを安心して打つことができた印象。
また、しっかり面にノッてくれている感を感じるので、フラット系のショットもかなり打ちやすく、ベースライン上からガンガン打ち込むことが出来ます。
オールラウンドにプレー出来る
✅様々なプレースタイルでプレー出来ます。
必要に応じてプレースタイルを変化でき、ガンガン攻めたり、打ちジコることも可能です。
ディフェンス＆カウンターやアグレッシブに攻めるプレーなど、様々なプレースタイルに対応出来る強みを感じました。
スライスに関しても「ノッている感」を感じられ、かなり打ちやすいです。
また、黄金スペックにしてはパワー的にも「派手さ」は無いですが、自分のパラメータを少しだけ底上げしてくれるような感覚を持ちました。
ただ、ストリングパターンが粗いことによりボールを潰している感覚は少し薄めなので、
もう少しボールを潰している感覚が欲しい！
スピン性能
かなりスピンが掛けやすい
✅かなりグリグリなスピンボールが打てます。
16×19のストリングパターンに合わせて、クロス方向のストリングが上下に大きく広がって「粗く」なっていることにより、ボールを「引っ掛ける」感覚が強い印象。
強い引っかかりを感じるので、スライスなどの「低い」ボールもなんなく持ち上げることができ、
「ショートクロス」や「軌道高め」のショットがめちゃくちゃ打ちやすかったです。
また、「すっぽ抜け感」も感じないのが個人的にはかなりの高評価！
試合でビビったときには、かなりありがたみを感じます笑
片手バックハンドでグリグリなスピンを打ちたい方は「エクストリームツアー」もオススメです。
攻撃的なスピンショットが打てる
✅かなりスピード感のあるスピンショットが打てます。
ラケットの飛びすぎない絶妙な「パワー感」と、ストリングパターンの粗さがマッチして、
速度が速めの攻撃的なスピンショットが打てます。
また、ラケットがかなり振り抜きやすいので、自然と「攻撃的」になる事ができる点も魅力。
ここまで攻撃的になれる「黄金スペック」もそうそうありません。
攻撃的で「高回転」なスピンは2021年モデルの「ラジカルプロ」の方が打てますが、「スピードMP」の方が速度のあるスピンを打てる印象」でした。
ボレー
かなりの安心感
✅ボレーはかなり安心して打てます！
フレームがしっかりしているおかげで、少し芯を外してしまったとしても「返ってくれる」ので、
かなり安心してボレー出来ます。
しなり感もなく、ラケットをセットしたいところにすんなり出てきてくれるような「操作性の良さ」も感じることが出来ました。
個人的にボレーが1番ラケットの「弾き感」を感じます！
100インチなので、強いボールに対しての「オフセンター時」には押されてしまう場面もありましたが、他メーカーの100インチよりは「打ち負けない」印象がありました。
サービス
安定して速いサーブが打てる
✅速いサーブが安定して打てます
各ショットの中で「スピードMP」の「パワーアシスト」と「コントロール性能」を1番顕著に感じられました。
かなり速いサーブが打ちやすく、フラットサーブにおいては確実にスピードがUPします！
100インチにしては「振り切り」がめちゃくちゃ良く感じるので、回転系のサーブの「回転量」も自由自在でした。
また、軌道がとても「安定」していた印象があり、ファーストでもセカンドでも自分のイメージした軌道を、忠実に再現してくれるので、かなり安心して振ることが出来ます。
向いているプレーヤー
✅ライジングショットを多用する方
✅安定して攻めるストロークを武器にしたい方
✅オールラウンドなプレーがしたい方
✅ラケットの性能に出しゃばって欲しくない方
インプレまとめ
どうでしたか？
競技者向けなラケットというイメージを払拭し、より一般の方向けに進化を遂げた今作の「スピードMP」！
あまりスイングスピードが速くない方から「競技者」まで幅広いプレーヤーに受け入れられるラケットになっています。
特に、ラケットの性能に出しゃばってもらいたくない方にはかなりオススメ。
地味ですがオールマイティな黄金スペックの「スピードMP」！
是非お試しください。
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