【DUNLOP】EXPLOSIVE TOUR (エクスプロッシブ・ツアー) インプレ・評価・レビュー

4.0
DUNLOP

評価チャート

エクスプロッシブツアー

かなり柔らかめな打感でホールド感が強い

スナップバックしてスピンは掛かるが、高軌道は打ちづらい

全てにおいてのコントロールがしやすい

6

反発力

7

スピン性能

8

ボールのノビ

8

耐久性

エクスプロッシブツアーを使いたいけど自分に合うかわからない…

 

打感や性能を詳しく知りたい!

こんな悩みを解決します!
本記事を読むことにより、

・打感や弾き感などの「感覚」

・飛び感やスピンのかかりやすさ、耐久性などの「性能」

・どんなプレイヤーに合うかの「適性」

が分かります!

では、最初に「エクスプロッシブツアーの特徴」をザックリとご紹介します!

 

・柔らかい打感で、ボールをホールドしている感覚が強い

・反発性能は抑えめ、自分の意思をしっかりボールに伝えることが出来る

・スナップバックする感覚はするが、スピンアシストは弱め

・攻撃的にオールラウンドな攻めをする方にオススメ

 

以下で詳しく解説していきますね!

 

【DUNLOP】EXPLOSIVE TOUR (エクスプロッシブ・ツアー) インプレ・評価・レビュー

スポンサーリンク

EXPLOSIVE TOUR (エクスプロッシブ・ツアー) 商品詳細

メーカー: DUNLOP(ダンロップ)
素材:ポリエステル
ゲージ:1.25/1.30mm
カラーリング:グレー
形状:丸型

今回試したセッティングがこちら

 

エクスプロッシブツアー CX200.

 

ラケット    CX200
ガットのゲージ  1.25mm
テンション    46ポンド

打感

Embed from Getty Images

若干柔らかい

ダンロップ ガットマップ

引用:DUNLOP 公式サイトより

DUNLOPの公式サイトによれば、エクスプロッシブバイトよりも少し「弾き感強め・打感硬め」となっており、エクスプロッシブスピン、スピードとの中間的な位置付けになっています。

それを踏まえた上でそれぞれ打ち比べてみましたが、

 

✅かなり柔らかめな打感です!

 

色合いや触った感じ硬めなのかなとは思いましたが、それといった尖った硬さを感じる事は無く、程良い柔らかさを感じることが出来ました!

グラフではバイトよりも硬めとなっていますが、多角形が硬く感じてしまう方は、ツアーの方が柔らかく感じると思います!

 

特にボールを潰して打った際の「柔らかさ」は、アルパワーポリツアーストライクと似ています!

 

てにぺー
てにぺー

非常に気持ちのいい打感なので、ボールをぶっ潰したくなる衝動に駆られることでしょう…。

 

軽めな打感

 

✅軽くてソフトな打感です!

 

長い時間球を「持ちすぎている」感触もなく、ボールを重たく感じずに、「パーン」と軽い打感で打つことが出来ます!

軽そうに打っているのに、実際は「重い」ボールが飛んでいってくれるので、

打っている相手からしたら

 

見た目よりずっと重いボールくるんですけど!!

 

ってなります(笑)

 

てにぺー
てにぺー

また、球離れが速いガットにありがちな衝撃」を強く感じるわけでもないので、ヒジや関節などに不安がある方でも使用できると感じました!

 

潰した際のホールド感を感じる

 

✅ボールを潰して打った際にはかなり「ホールド感」を感じる事が出来ます!

 

ガットのたわみでホールドしている感じよりかは、」で捉えているイメージが強い印象でした。この「ホールド感」はアルパワーなどのルキシロン製品に似ている部分がありますね!

 

この「ホールド感」のおかげで、安心してボールを叩きこんでいけます!

 

てにぺー
てにぺー

アルパワーの「ホールド感」が好きな方には絶対ハマります!

 

スポンサーリンク

 

反発性能

Embed from Getty Images

反発力は少し飛ぶ程度

 

ゴリラ
ゴリラ

反発性はそこまで良いとは感じませんでした!

 

ただ、プレイヤーのスイングパワーをロス感なくボールに伝えてくれている感覚があり、振れば振るだけボールが伸びていく感覚を味わえました!

✅コントロール性能を重視した、良くも悪くも「競技者用」のガットの印象です。

 

てにぺー
てにぺー

ガンガン打っていくタイプの方にとっては反発性が邪魔にならずに丁度いい飛び感に感じました!反発力の強いラケットと合わせて、飛びを抑える目的で選んでも良いかも!

 

フラットドライブが打ちやすい

 

✅低めのフラットドライブが非常に打ちやすいです!

 

軌道高めのボールも問題なく打てるのですが、ガットの本領が垣間見れるのは「ネットギリギリ」のフラットショット!

 

ネットギリギリを狙って押し込むようにスイングすると、低く深く重い」ストロークを打つことが出来ます!

 

てにぺー
てにぺー

フラット系の方なら、2021モデルの「CX200 TOUR」や「CX200 TOUR 18×20」とかなりマッチしそう!

 

 

スポンサーリンク

 

スピン性能

Embed from Getty Images

スピンのアシストはあまり感じない

DUNLOP 軌道イメージ

引用:DUNLOP 公式サイトより

グラフで見る限り、エクスプロッシブバイトに近いぐらいの「弾道の高さ・軌道の上げやすさ」があると感じますが、

実際打ってみた結果は、打ち方にもよると思いますが、グラフのような高軌道なボールは打ちにくい印象がありました。

 

てにぺー
てにぺー

エクスプロッシブスピンの物理的法則無視したボールの軌道についてはスルーでいきます。(笑)

 

✅総評として、スピンの「アシスト」は弱めです

 

スナップバックする感覚は強いのですが、引っ掛け易さ」は感じないので、人によっては「スピンが掛けづらい」と感じる方がいると思います。

擦るようなスピンだと「浅い・軽い・弱い」打ち込まれ放題のショットになりますが、厚く捉えてからしっかりスイングすることで、質の高いスピンを掛ける事が出来ます!

 

なので守備的には結構キツく感じるかもしれません…。

 

もう少しスピンアシストを感じたい方は

・エクスプロッシブ・バイトに変更する
・テンションを落として張る
・縦糸よりも横糸を少しだけ落として張る
・ナチュラルや多角形ガットとのハイブリッドにする

がオススメ!弾道が上げやすくなります!

 

てにぺー
てにぺー

実際プロでも単張りで張っている方は少なく、ナチュラルや多角形ガットと組み合わせることで、パワーやスピン性能をプラスしている方が多い印象です!

 

ナチュラルや反発系ガットの「パワー」エクスプロッシブツアーで抑えているという見方も出来ますが…。

 

 

ボレー

Embed from Getty Images

ボレーは弾き感強め

 

✅ボレーに関しては結構弾いてくれる感覚がありました!

 

自分自身、結構厚めに当てるタイプそう感じるのかもしれませんが、当てるだけで深い」ボレーを打つことが出来ます!

 

厚めに当てて運ぶように打つことにより、コントロール性も抜群に良かった印象!

また、軌道も抑えられるので、ボールが浮いてしまうことも少なかったように感じます!

 

てにぺー
てにぺー

チャンスボールを叩きに行った際も、軽い打感で「パン!」と弾いてくれるので、自分が想像していたより「鋭いボール」が飛んで行く印象が強かったです!

 

サーブ

Embed from Getty Images

スピードの出しやすさは感じない

 

✅あまりスピードの出しやすさは感じませんでした!

 

気持ちよく軽めな打感で弾いてくれますが、スピードが「出しやすいか」と言われたら、そこまで「スピードの出しやすさ」は感じませんでした。

 

てにぺー
てにぺー

また、スライスやスピンなどの回転系のサーブに関しても、一旦厚く当ててから「エグり切るようにして打つとしっかり回転が掛けられた印象です!

 

このガットを扱うにはストロークだけでなく、サーブにおいても「厚くしっかり振る事」が大事になってくると感じました!

 

コントロール性がかなり高い

 

✅コントロール性はかなり良いです!

 

弾き感ホールド感バランスが良く感じ、余計な反発力が無い分、しっかりと自分のイメージボールに伝えられる印象でした。

 

てにぺー
てにぺー

ビッグサーバーのケビンアンダーソン選手が使用していることだけあって、ピンポイントでコースを狙いやすく、このガットを使用している間はスピードではなく、コントロールによってのサービスエースが増えました!

 

スポンサーリンク

 

テンション維持・耐久性

Embed from Getty Images

テンション維持も耐久性も標準レベル

 

✅テンション維持や耐久性も標準といった感じです。

 

ガット自体の素材が柔らかいので、普通にノッチが出来ます。
また、テンションの緩み具合も特段穏やかだという印象はもちませんでした!

 

てにぺー
てにぺー

似ている打感のポリツアーストライクの方が「ノッチの出来づらさ」「テンション維持」抜群に良いので、学生などガットを速く消耗してしまう方はポリツアーストライクをオススメします!

 

競合製品との比較

ポリツアーストライクとの比較

 

「エクスプロッシブツアー」の方が

・打感    ◎柔らかい
・反発性能  △抑えめ
・スピン性能  △抑えめ
・コントロール  ◎良い
・ボレー    〇同じくらい
・サーブ    〇同じくらい
・テンション維持△劣る

 

共に、若干「硬い」イメージのあるガットで、色合いといい打感といい、似ている部分が多い印象。

 

ポリツアーストライクの方が飛んでくれてスピンもかかる印象がありました!

また、弾道の上げやすさもポリツアーストライクの方が良かったです。

 

✅ですが、エクスプロッシブツアーの方が柔らかい打感でコントロールが良くコースの打ち分けがしやすかった印象があります。

 

てにぺー
てにぺー

テンション維持においてはポリツアーストライクの方が優れており、性能が持続する印象。

 

全体的に見てポリツアーストライクの方が万人ウケするような感じがしました!

 

スポンサーリンク

 

アルパワーとの比較

「エクスプロッシブツアー」の方が

・打感    △硬い
・反発性能  △抑えめ
・スピン性能  △抑えめ
・コントロール  〇同じくらい
・ボレー    〇同じくらい
・サーブ    △飛ばない
・テンション維持 ◎良い

共に厚く当てたときの「ホールド感」のあるガットで、ガンガン振ってこそガットの性能の恩恵を受けられる印象なのですが、

✅アルパワーはピンポイントでボールを掴むような絶妙な「ホールド感」があり、
芯で喰ったような「柔らかさ」も持ち合わせているので、安心してハードヒット出来ます!

 

ゴリラ
ゴリラ

また、ボールのノビ威力に関してもアルパワーの方が1枚上手な印象…‼

 

ですが、アルパワーは張りたての打感は最高なのですが、短期間で打感が劣化し「硬く」なってしまいます。

 

さらに値段も高いので、学生の方など「早めにガットを切ってしまう方」には、コスパ的」には向かないと感じました。

 

てにぺー
てにぺー

アルパワーよりもコントロールガットの性能維持コスパをより良くしたい方にはエクスプロッシブツアーがオススメです!

 

向いているプレーヤー

 

✅軌道低めなフラット系のショットを打つ方

✅厚い当たりでしっかり振り切れる方

✅攻撃的なオールラウンドプレイヤー

インプレまとめ

 

どうでしたか?

エクスプロッシブツアーは「柔らかめ」で、軽くてソフトな打感に仕上がっていました!

 

 弾き感とホールド感のバランスが良く、「アルパワー」や「ポリツアーストライク」といったガットと似た打感になっていた印象です!

 

長い時間球を持っている感触もなく、ボールを重たく感じずに、「パーン」と軽い打感で打つことが出来ます!

 

てにぺー
てにぺー

スナップバックする感覚はあるので、高い軌道も打てますが、
ガットの本質を活かそうとするなら弾道低めのフラットドライブ!

 

✅押し込むようにスイングすると、「低く・深く・重い」ストロークを打つことが出来ます!

 

また、ボレーやサーブでのコントロール性かなり良いです!

 

余計な反発力が無い分、しっかりと自分のイメージをボールに伝えられるので、ピンポイントでコースを狙いやすいです!

 

なので、サーブ&ボレーや、フラット系で押し込んでボレーでフィニッシュするパターンがかなりフィットします!

 

てにぺー
てにぺー

総評としましては、攻撃的にオールラウンドな攻めが出来るガットに仕上がっていた印象でした!

ボールを潰したくなるような打感病みつきになると思うので、一度お試しください!

 

この記事を書いた人
てにぺー

テニスギアが何よりも大好きな20代男性です。
元々ソフトテニスをやっていましたが、高校から硬式に転向しました。
薄ラケのMIDサイズが大好きで、使用ラケットはCX200 TOURとブイコア95。
2020年11月からサイト運営を始めました!
皆様のテニスライフを充実させる手助けが出来るサイトを作っていきます。

てにぺーをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました