大坂なおみ選手やキリオス選手が使用している「イーゾーン98」
最近、競技者やプロなどのガンガン打つプレーヤーがこのラケットに乗り換えているみたいです。
パワーラケットという印象が強いイーゾーンですが、
パワーのあるプロが使用して「飛び過ぎない」のか?
プロに選ばれる理由は何なのか?
詳しく解説していきたいと思います。
EZONE(イーゾーン)98 スペック
ウエイト:305g
バランス:315㎜
フレーム厚:23/24/19
パターン:16×19
アルパワーラフを46ポンドで張ってインプレしてみました。
打球感
・前作よりも食い付き感、柔らかさがある
・打感を大切にしているプレイヤーには向かない
振動が来ないイメージがあるEゾーンシリーズですが、
今作はさらに今までよりも雑振動が30パーセントカットされるVDMという素材を搭載。
びっくりするくらい振動がきません。
振動がこなさ過ぎて、ボールがラケットのどこに当たっているのか
分からなくなることがあります。
また、イーゾーンというとパワーラケットのイメージが強いですが、
今作は今までのEゾーンシリーズのパワー面も継承しつつ、
新たに食いつき感・柔らかさが加わっています。
とはいえ、芯を外した際にはそれなりの硬さを感じられます。
弾き感はそこそこ強いですが、楽はさせてくれない程度の飛びでした。
ラケットをゆっくり振った際は、打感が柔らかいためか、
あまり打った時の感触がなくぼやけた印象でした。
しっかり振らないと打感がしっかりと感じ取れませんでした。
ストローク
・振り抜き感があり、面ブレも少ない
・スイングパワーのある人にオススメ
ボールが面に引っ付いている感じがあり、軌道・スピン量の操作がよりし易くなっています
前作よりも使用感はハードになった印象。(前作は飛びすぎた)
前作よりも気を遣わずにガンガン打てるという方には「簡単」に感じられると思います。
ただ、「ラケット自体のアシストが減ってる」のは確かなので、
飛びを求めて買うのはオススメしません。
女性には反発性のある前作のイーゾーンがオススメ!
イーゾーン98の場合、振り抜き感があり面ブレも少ないことから、
相手のボールに食い込まれるようなときでも打ち負けずに、
勢いのあるボールが飛ばせます。
ボールを潰して打てる方だと、「振れば振るほど入る」状態になります(笑)
競技者やジュニアに好かれそうなラケットですね!
ボレー
・繊細なショットも打てる
操作性や振り抜きも良く、適度に弾いてくれることもあって、
凄くボレーがしやすいです。
強い、重いボールに対して打ち負ける感じがしないので、
パンチボレーからローボレーなどの足元の処理まで、
1段階以上上手くなります。
ロブやドロップなどの繊細なショットも、
弾き感に慣れてしまえばかなり打ちやすくなります。
ダブルス主体の人にも凄くオススメです。
サービス
・サーブが得意になる
サーブの速度が爆上がりします!
弾き感と振り抜きやすさもあってか、
パワーロス感なく、コートに突き刺刺さってくれます。
スピンサーブも凄く跳ねる!
スライスサーブのキレも凄く、
…と錯覚させてくれるほどです。
インプレまとめ
前作よりも使用感はハードになり、より競技者向けとなった印象がありました。
ただ、前作よりも気を遣わずにガンガン打てるという点では、
自分的には凄く扱い易くなった感じがします。
自らのスイングでボールを打ち抜いてボールを潰して打てる方だと、
「振れば振るほど入る」状態になり、
ボールの威力と安定性の両方が得られます。
前作もそうだったのですが、サーブとボレーが非常に優秀で、
ダブルス主体の方に凄くオススメです。
向いているプレーヤー
・振動を気にしている方
・ダブルス主体の方
・「サーブで崩して2球目で決める」現代のスピードテニスが好きな方
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