鮮やかなグラデーションカラーが美しい【グラビティ】シリーズ！
ズベレフやルブレフといった若手の選手が使用していますね！
グラビティには【PRO・TOUR・MP・MP LITE・S】と、合計5つのラインナップがあります。
（もう1つ【LITE】というモデルもありますが、日本未発売モデルのため、省きました）
今回はその中でも使いやすい部類のグラビティ「MP・MP LITE・S」の3機種を打ち比べて比較してみました。
グラビティシリーズ使いたいけど、どのグラビティにするか迷う…。
そう悩んでいる方には必見です！
まずはグラビティ【MP・MP LITE・S】の3つのシリーズの商品詳細を見ていきましょう！
【徹底比較】グラビティ【MP・MP LITE・S】2021年モデルを打ち比べ！
グラビティ【MP・MP LITE・S】商品詳細
| MP | MPLite | S | |
| フェイスサイズ(インチ) | 100 | 104 | |
| CPI | 400 | 500 | 600 |
| 重さ(g) | 295 | 280 | 285 |
| バランス（平均） | 325 | ||
| フレーム厚 | 22 | 22 | 24 |
| ストリングパターン | 16×20 | ||
| レベル（目安） | 中級～上級 | 中級～上級 | 初中級～中級 |
CPIは（コントロール・パワー・インデックス）の略で、ラケットの「パワー」と「コントロール性」を表す指標のことで、
・数値が低いほどコントロール寄り
なモデルになっています。
ちなみにグラビティシリーズの最上位モデルの「グラビティ プロ」のCPIは【200】と、パワーアシスト抑えめで、かなりコントロール向きなラケットだということが分かりますね！
CPI的には、「MP Lite」や「S」はかなりパワーアシストが強く、初級者や女性にも扱えるレベルのラケットになっています。
次に、グラビティ【MP・MP LITE・S】のテクノロジーをちゃちゃっとご紹介します。
グラビティ【MP・MP LITE・S】のテクノロジー
グラフィン 360 +スパイラル・ファイバー テクノロジー
グラフィン 360+は、最適化されたエネルギー伝達を実現するHEAD独自のグラフィン360テクノロジーに、フレックスを高めクリーンな打球感を実現する革新的なスパイラル・ファイバーを組み合わせた最新テクノロジーです
おなじみグラフィン！グラフィン・テクノロジーが導入された2013年以降から、HEAD契約選手の勝利数が爆上がりしたそうです！
SWEET ZONE
最も幅広なストリングヘッドを備えた丸みのあるヘッドの形状が特別なスイートゾーンを生み出し、モダンなプレイを可能にします。
引用：HEAD公式サイト
現代的な速いテニスが出来るってことですね！
FLEX GROOVE
ラケットのフレームに「溝」を作ることにより、打球感を高めます。
ELLIPTICAL BEAM
ラケットのフレームを楕円形にすることにより、インパクト時の「柔軟性」を高め、感覚を向上させます。
それでは、グラビティ【MP・MP LITE・S】のそれぞれの特徴を深堀りしていきましょう！
グラビティMPの特徴
評価チャート
グラビティ 「ツアー」や「プロ」はストリングパターンが「18×20」なので「フラット向き」な印象が強いですが、
「MP」は「16×20」となっているので、ガットの「たわみ感・ホールド感」を強く感じ、スピンがかなり掛けやすいです！
フレーム厚は 「ツアー」と同じなので、シッカリした打感を感じつつも「パワー」や「スピン」のアシストを感じることができます。
使用感はそこまでハードでは無いので、薄ラケを初めて使ってみたい方など、幅広い層に受け入れられそう！
グラビティ MP Liteの特徴
評価チャート
スペック的には「MP」よりも「15ｇ」軽くなった【だけ】なのですが、侮るなかれ！「15ｇ」違うとプレーの快適感のレベルが格段に違います。
ストリングパターンやバランスなどの他のスペックは同じなので、
・打感を大事にしている「女性」や「ジュニア」
にはかなりフィットすると思います！
軽いラケットが好みで、なおかつ打球感をしっかりと感じたい方にはかなりオススメです！
グラビティ Sの特徴
評価チャート
フェイスサイズが「104」、フレーム厚が「24」とかなりパワーアシストが強い印象のグラビティS！
重さは「MP Lite」よりも「5ｇ」重い仕様になっていますが、ボールの重さに負ける事が少なくなるので、かなり打ちやすくなっていると感じました！
また、マイルドな打感で「たわんでから弾く」感触が強く、ゆったりとしたスイングや合わせるようなスイングでも、ナチュラルなスピンの掛かったショットが打てます。
各ショットで比較
ストローク
ストローク：グラビティMP
1つ上のモデルの「ツアー」よりも大分飛ばしやすいです。「16×20」なので、ガットの「たわみ感・ホールド感」を強く感じ、スピンがかなり掛けやすいです。
「ツアー」よりももう少しスピンを掛けやすくしたい方や、中級ぐらいの男性が初めて使用する薄ラケにもピッタリです。
ストローク：グラビティMP Lite
「MP」よりも軽い分、少ないパワーでもスイングスピードを上げやすいです！筋力の無い方だけでなく、ムッキムキの方が使用しても「爆発的なスイングスピード」でガンガン打ち込んでいけると思います。
ゆったりとしたスイングだとボールが浅くなってしまうので、弾き感が強い「S」をオススメします。
ストローク：グラビティS
パワーアシストが強いので、簡単にボールを飛ばすことができます。マイルドな打感で「たわんでから弾く」感触が強く、ゆったりとしたスイングや合わせるようなスイングでも、ナチュラルなスピンの掛かったショットが打てます。
女性ならナイロンガットを張ってゆったりスイングがかなりオススメ。
ボレー
ボレー：グラビティMP
「ツアー」よりも弾いてくれる感触があり、「10ｇ」軽くなったことにより操作性を良く感じました。男性なら難なく取り回せる重さなので「扱いやすい」と思います。
重すぎるのは嫌だけど、少し重さが合ったほうがプレーの質が上がる方には合うと感じました。
ボレー：グラビティMP Lite
ボレーも軽さが活きて「操作性」がよく感じますが、若干飛ばしづらい印象で、「MP]の方が重さを活かしたボレーができました。
取り回しが良いので、速いボールに対しては「間に合う」けれど、軽さの分「押し負けてしまう」といった印象を持ちました。
ボレー：グラビティS
フェイスサイズが「104インチ」もあるので、ラケット操作がモタつく感じはありましたが、面に当てさえすれば「必ず返せるレベル」のボレーの打ちやすさを感じました。
そこまで速いボールが来ないようなテニス環境ならかなりオススメ出来ます。
サーブ
サーブ：グラビティMP
「ツアー」よりもパワーアシストを感じました。また、フレーム厚が「22mm」と薄く、空気抵抗が少ないので、速いサーブが打ちやすく感じました。
もっと手軽にスイングスピードを上げたい方は「MP Lite」がオススメ。
サーブ：グラビティMP Lite
ラケットの軽さを活かせればかなりのスピードのサーブが打てます。また、スピン系のサーブも打ちやすく、かなり弾むサーブを打つことができました。
女性が扱うと軽くて良いように思いがちですが、飛ばすために振る必要があり「大変」だと感じてしまう方もいると思います。
サーブ：グラビティS
ラケット自体のパワーがかなり感じれるので、飛ばしやすく、女性にはかなりオススメ！男性が使用する場合は、「MP」か「MP Lite」の方が振りやすく感じ、パワーも出せると思います。
全体的に「スイングスピードが出せない」方向けな印象がありました。
おすすめするプレーヤー
【グラビティMP】をおすすめするプレーヤー
✅「ツアー」では重い・難しいと感じる男性向け
✅「16×20」でスピンも掛けやすくしたい方
【グラビティMP Lite】をおすすめするプレーヤー
✅軽さを活かしてビュンビュン振りたい方
✅打感を大切にしたい女性やジュニア
【グラビティS】をおすすめするプレーヤー
✅ラケットのパワーアシストで楽に飛ばしたい方
✅ベテランや女性などスイングスピードが速くない方
まとめ
どうでしたか？
グラビティには【PRO・TOUR・MP・MP LITE・S】と、合計5つのラインナップがあります。
それぞれのレベルに合わせてラケットをチョイス出来るのは大きな強みですね！
グラビティというと一見難しそうなイメージをもたれるかもしれませんが、それは「プロ」や「ツアー」の2機種のみ。他のラケットは中級者や女性でも十分扱えるレベルのラケットに仕上がっています。
斬新なカラーで周りのテニスプレーヤーとの差別化が図れる「グラビティシリーズ」。是非一度お試しください。
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