評価チャート
ダイアデムのエレベートツアーを使いたいけど自分に合うかわからない…
打感や性能を詳しく知りたい!
こんな悩みを解決します!
本記事を読むことにより、
・打感や弾き感などの「感覚」
・飛び感やスピンのかかりやすさ、耐久性などの「性能」
・どんなプレイヤーに合うかの「適性」
が分かります!
では、最初に「エレベートツアーの特徴」をザックリとご紹介します!
・ラケット内部にまで「ウレタン」が充填されていて、それにより「詰まっている」ような重厚な打感がする
・「16×20」というストリングパターンでボールを潰しやすい
・ボールのノビがかなり良い
・ガンガン振っていくプレーヤーにオススメ
Twitterで話題になっていて気になり、ついに買ってしまいました!ダイアデムのエレベートツアー!
ダイアデム エレベートツアーの良かったこと!
テニス歴浅い←ここ大事
自分が忖度無しで思ったことを書きます!
①デザインが良い
他のラケットとデザインが被らず、確立してる。青が好きな俺にはたまらない! pic.twitter.com/bSe6iI5eRP— ナオ@テニス垢 (@Na0_Tennis) December 16, 2020
ダイアデム?なんのこっちゃ?ただのパッと出の新興メーカーやろ。
と侮っていた自分を殴りたいです。
打感良すぎるし、マジで完成されたラケットになってました。
そして、ソルスティスパワーとの相性良すぎた…。お詫びにもう1本買います🤤#ダイアデム #エレベートツアー #ソルスティスパワー pic.twitter.com/oGX9jJUYFA
— てにぺー@FULL-SWING (@muscletennis) March 11, 2021
ツイートから見て分かるとおり、かなりハマってしまいました…。(笑)
打ってみた感想を簡単に言うと、
✅打感が最高で、ボールに凄いノビが出るラケット
です!
以下で詳しく解説していきますね!
【名器】DIADEM ELEVATE TOUR(エレベートツアー)インプレ・評価・レビュー
DIADEM ELEVATE TOUR 商品詳細
サイズ:G2, G3
素材:HMTカーボン
面の大きさ(フェイスサイズ);98インチ
重さ(フレームのみ):平均315g
フレームの長さ:27inch
フレームの厚さ:21.5mm
バランスポイント:平均315mm
ストリングパターン:16×20
グリップサイズ:G2、G3
RA:64
✅スペックで1番チェックすべきは「16×20」というストリングパターンですね!
16×19というスペックのラケットがひしめき合っている今のテニス業界では、かなり珍しく、それだけで差別化することに成功しています!
横糸が多いと「ボールを潰す」感覚を味いやすくなります!
フレームの内側が丸みを帯びているのが特徴的ですね!
テクノロジーの紹介
テクノロジーについて、簡単に説明をします。
HMTカーボン
ラケットフレーム内に高密度のポリウレタンを充填することで、「ねじれ」をラケットフレーム内部から抑制します。
↓
・打球時の衝撃や不快な振動を緩和
・パワーロスの抑制
インパクトシールド
ラケットフレーム内部に特殊壁を造ることで打球時のラケットのねじれの抑制をし、正しい方向へのしなりを実現するフレーム内部設計
↓
・剛性感の向上
・パワーロスの抑制
FSシステム
ラケットフレームに特殊な編み方をしたカーボンを使用、更に樹脂を使うことでインパクト時のパワーを最大化させる。
↓
・面ブレ防止
・パワーロスの抑制
テクノロジー的にも、凄くパワーの伝わりやすいラケットになっていることが分かります!
今回試したセッティングがこちら
打球感
引用:tennisnerd
最近の薄ラケと比べると若干硬い
✅最近の柔らかいBOX形状の薄ラケと比べると「若干硬い」印象でした!
フレームの剛性感を強く感じ、打った際に甲高い音がキーンと響きます。
ただ、その若干の硬さのおかげで、
・ボールにパワーロス感なく意思を伝えやすい
・打ったボールに威力が出る
といった恩恵を受けることが出来ます!
ダイアデムはアメリカのメーカーですが、海外では速いボールが打てる「硬いラケット」の方が好まれており、エレベートツアーも外国人好みの味付けになっているようです。
なので、柔らかいラケットを好む日本人の方には「合う・合わない」がハッキリ分かれそうな印象!
ただ、フィットする人になら
このラケットしか考えられない!
と、エレベートの持つ「中毒性」にハマってしまう事でしょう(笑)
ちなみに私はハマってしまいました(笑)
打った際の情報が手の平に伝わってくる
ダイアデムのラケットはグリップからラケット内部に至るまで、しっかりと「ウレタンが充填」されています!
✅それにより、打った際のあらゆる情報が手に伝わりやすく、手の平感覚のフィーリングを実現しているのです!
非常にクリアかつ、マイルドな打感は味わったことのない新境地でした!
それにより、タッチ系ショットなどの微細なコントロールもしやすく、あらゆるショットが打ちやすかったです!
独特の「詰まってる」ような打感はダイアデムならではですね…!
プロスタッフの芯のある打感ともまた違う感じ…。鮮明に言い表せないのがもどかしい…。
ホールド感強めでしっかり潰せる
✅打った際のホールド感を強く感じ、しっかり潰せていけます!
「16×20」というストリングパターンのおかげでかなりボールを潰しやすいです!
フレームの剛性が強く感じますが、「ホールド感」があるので、スピード感のあるボールがバンバン飛ばせて、自分の手の内でコントロールできてしまいます!
潰せば潰すほどに重厚感を感じるので、ガンガン自分から振っていく方からしたら、かなり「堪らない打感」になっています!
フレームが硬いので、
・柔らかいガットを張る
など、「ガットで飛ばす」ようなセッティングにしても面白いかなと思いました!
ストローク
引用:DIADEM公式サイト
薄ラケなのにかなり飛ばしやすい
✅薄ラケなのにかなり飛ばしやすいです!
トップヘビーなため、振るにはそれなりのパワーが必要になりますが、振れる方なら簡単にボールを飛ばすことが出来ます!
飛ぶとは言っても、勝手にボールが飛んでいく感触ではなく、自分のスイングパワーを限界までボールに伝えてくれるので、凄く「飛ばしやすく」感じます!
3つのテクノロジーにより「剛性感」が増し、しなり感が強すぎないため、パワーロス感を全く感じません!
薄ラケにありがちな、「ディフェンスの際の頼りなさ」は若干感じる事はありましたが、
一般的な薄ラケよりは、断然パワーアシストを感じる事が出来ます。
めちゃくちゃノビのあるボールが打てる
筆者的にはこれが1番のポイントなのですが、
✅めちゃくちゃボールにノビが出ます!!
特にフラットドライブのノビは凄まじく、相手を押し込むようなストロークを打つことが出来ます!
Twitterでも「ノビが出る」とのレビューが多数!
NOVAですよ🙂エレベート ツアーも使ったことありますけどその時は僕がゴミカス過ぎて使いこなせなかったです😅ただボールのノビは断トツでした🎾
— たまねぎ (@tamanegidesuyoo) March 12, 2021
VS×アルパワーラフ 打球感、球の伸びがさらに凄くなった。
ソルティスのカッチリ感、ひっかかり感も衝撃的だったので、悩む。。#ダイアデム#エレベートツアー#diadem pic.twitter.com/kmoV9Lljvm— ぴろみす (@PIROMITH_OZXILE) July 16, 2020
やっぱり素のエレベートよりエレベートツアーの方が売れてるんだなー🤔
素のエレベートは意外と軽い感じだったからラケットの重さでボール潰したい人はツアー選ぶだろうなーとは感じた! https://t.co/oguJQZ2BUn— Winterrrrrrr (@Winter1927) March 15, 2020
スピン性能
引用:DIADEM公式サイト
スピン性能はそこそこ
スピン性能に関しては、特段スピンが掛けやすいとは感じませんでしたが、弾道は比較的コントロールしやすく、自分のイメージした通りの「球筋」を表現することが出来る印象!
✅自分のイメージした通りの「スピン量・軌道・球筋」で打てることは、試合ではかなりの安心感があると感じました!
ただ、エレベートツアーの本領を発揮するためには、擦るようなスイングではなく、厚い当たりで振り抜いていく必要があると感じました!
その方が球の質がガラッと変わって、「重くてノビのある」スピンを打てます!
スピンの掛けやすさをもっと向上させたい…。
って方はハイパーGや、ソルスティスパワーと合わせるのがオススメ!柔らかい多角形ガットで、喰い付き感をかなり感じる事が出来ます!
ボレー
適度に弾く
✅ボレーに関しては結構楽に飛ばすことが出来ます!
面を作って当てるだけで「ポーン」と返ってくれるので、薄ラケの難しさは感じる事はありませんでした!
ただ、ラケットがトップヘビーなので、「操作性・取り回しの良し悪し」に関しては個人の筋肉量次第です(笑)
手の平感覚でボレーが出来るので、コースの打ち分けやタッチ系のショットが凄くやりやすい印象。感覚を大事にしている方にはかなりフィットすると思います!
決めにいくボレーの際も「抑え」が効くので、気持ちよく「パン!」と弾く感覚で打てます!
ただ、薄ラケの中で、「ボレーメイン」でラケットを選ぶならCX200がオススメ!ボールが浮くことなく、キレのあるボレーを打つことが出来ます!
サービス
かなりスピードを出しやすい
✅サーブスピードはかなり出しやすいです!
ラケットの「重さ」とフレームの「剛性感」が相まって、軽く振ったつもりでもかなりのスピードが出ます!
しなり感で飛ばすタイプでは無いので、ここは好みが分かれるところですね。
ただ、フレームの「剛性感」は感じても、「金属的な打感」では無いので、肩やヒジに響く感じはありませんでした!
フラット系のサーブが特に速く、ラケットを振れてタイミングさえ合えば、誰でも良いサーブが打てる印象!
回転系はアシストをあまり感じない
✅回転系に関しては自分の技術次第です!
回転系のアシストはあまり感じられないので、自分で振って回転を掛けていく必要があると感じました。
回転系のサーブに関しては、「通常の薄ラケ」と思って貰った方が良いかと思います。
ラケットヘッドの「重さを活かした」スイングが出来る方にとっては、振りやすいと感じますが、そうでない方にとっては「苦」でしかないと思うので、 通常の「エレベート」や、「LITE」をオススメします!
ELEVATE TOURにオススメなガット
【DIADEM】SOLSTICE POWER(ソルスティスパワー)
もっとスピングリグリ掛けたい…。
ガンガン振っていける安心感をプラスしたい!
という方はダイアデムの「ソルスティスパワー」がかなりオススメ!
✅星形の形状という何ともオシャンなガットですが、かなり回転が掛けやすいです!
筆者的には「ハイパーG」や「ポリツアーレブ」と言った最強多角形ガットと肩を並べている存在だと思っています!
ラケットと同じメーカーの「ダイアデム」なので、相性は完璧です!
エレベートツアーの足りない部分を補って、「調和された感」がハンパないです!
筆者的にはソルスティスパワーと合わせるのが一番オススメですね!
【DIADEM】FLASH(フラッシュ)
多角形のガットが嫌いなんだけど…。
もっと打ちごたえが欲しい!
という方はこれまたダイアデムの丸型ポリ、「フラッシュ」がオススメ!
「乗っている感」と「弾き感」がバランス良く両立されたフラッシュ。
✅若干硬さがありますが、打ち込んだときには、かなり気持ちの良い打ち応えを感じられます!また、欠点らしい欠点がなく、コントロールが優れています!
振れば振るほど乗る感じが出たので、自分からガンガン打ち込んでいきたい方にはかなりフィットしそう!
【LUXILON】ALU-POWER(アルパワー)
もっとボールにノビを出して、相手を圧倒するようなプレーをしたい!
打感をさらに良くしたい!
という方はルキシロンの代名詞でもある、「アルパワー」がオススメ!
✅スピンや反発性が高レベルでまとまっており、「グチャ」っと潰れるような打感が魅力のアルパワー!
スピンも自然に掛けられるので、厚い当たりのボールで攻め込んでいけるストリングです!
そんな「アルパワー」をエレベートツアーに足し算することで、さらなる「ボールのノビ」と「最高の打感」を手にすることが出来ます!
ただ、性能があまり持続しない印象があり、コスパ的にはあまりオススメ出来ないので、
金ならある
って方にはかなりオススメです!
向いているプレーヤー
✅印象的なカラーのラケットで周りのプレーヤーとの差別化を図りたい方
✅「詰まっている」ような重厚なフィーリングを求める方
✅しなり感で飛ばすより、ラケットの「剛性感」で飛ばすのが好きな方
✅フラットドライブでガンガン打ち込む方
インプレまとめ
総評としましては、
✅打感が最高で、安定性と力強さを兼ね備えたラケットになっていた印象でした!
最後に、特筆すべき2点をおさらいしましょう!
1つ目は打感!
若干硬い印象はありますが、独特の「詰まってる」ような重厚な打感は病みつきになります!
非常にクリアかつ、マイルドな打感は味わったことのない新境地でした!
2つ目はボールのノビ!
ラケットのしなり感が少なく、パワーロス感が無いので、かなりボールにノビが出ます!
特にフラットドライブのノビは凄まじく、相手を押し込むようなストロークを打つことが出来ます!
まだあまり多くラケットが出回っておらず、オシャレな青緑なカラーは他メーカーでも無いので、周りのプレーヤーとの「差別化」ができ、思う存分目立つことが出来ます!
スクールに持っていくと、何そのラケット?って聞かれること間違いなしですね(笑)
ラケットの「デザイン・性能」ともに優秀なエレベートツアー、1度お試しください!
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