評価チャート
ラジカルプロの2021年モデルを使ってみたいけど、自分に合うか分からない…。
ラジカルプロの打感や性能を詳しく知りたい!
こんなお悩みを解決します!
本記事を読むことにより、
・飛び感やスピンのかかりやすさ、耐久性などの「性能」
・どんなプレイヤーに合うかの「適性」
が分かります!
では最初に2021年モデルの「ラジカルプロの特徴」をザックリとご紹介します!
✅前作よりもかなりマイルドになった
✅しなり感と重さで「飛ばせる」仕様に!
✅高回転で攻撃的なスピンが打てる!
打ってみた感想を簡単に言うと、
✅マイルドな打感で「攻撃的」なスピンを打ち込めるラケットです!
以下で詳しく解説していきますね!
【マイルドに進化】 G360+ ラジカルプロ 2021 インプレ・評価・レビュー【HEAD】
G360+ RADICAL PRO(ラジカルプロ)商品詳細
フェイスサイズ:98インチ
重さ:315(g)
バランス: 315(mm)
フレーム厚:20/21.5/21 mm
フレーム長:27インチ
RA値:65
ストリングパターン:16 x 19
CPIは(コントロール・パワー・インデックス)の略で、ラケットの「パワー」と「コントロール性」を表す指標のことで、
・数値が低いほどコントロール寄り
なモデルになっています。
CPI的には、グラビティシリーズの最上位モデルの「グラビティプロ」と同じ数値ですね!
ただ、個人的には「グラビティプロ」よりも万人ウケしそうな印象をもちました!
次に、ラジカルプロに搭載されているテクノロジーをパパっとご紹介します。
G360+ RADICAL PRO(ラジカルプロ)のテクノロジー
グラフィン 360 +スパイラル・ファイバー テクノロジー
グラフィン 360+は、最適化されたエネルギー伝達を実現するHEAD独自のグラフィン360テクノロジーに、フレックスを高めクリーンな打球感を実現する革新的なスパイラル・ファイバーを組み合わせた最新テクノロジーです
おなじみグラフィン!グラフィン・テクノロジーが導入された2013年以降から、HEAD契約選手の勝利数が爆上がりしたそうです!
SOUND GROMMETS
ストリングを大きく動かすことにより、サウンドとバイブレーションの最適化によってパワーを強化します。
引用:HEAD公式サイト
振動を抑えたってことなんですかね…笑
CONTROL PATTERN
より密度の高い16×19のストリングパターンは、コントロールとパワーの完璧な両立をもたらします。
引用:HEAD公式サイト
VARIABLE BEAM
可変ビームの断面はラケットのパワー、コントロール、スピンの完璧なバランスを提供します。
引用:HEAD公式サイト
要するに、パワーに特化してるけど、コントロールも良くしたよ!っていうモデルのようです!
打球感
しなり感を感じれるようになった
✅フレームが薄くなったことにより「しなり感」が生まれていました!
前作のラジカルは「カッチリ系」でしなり感はあまり感じられなかったのですが、今作はフレーム厚が「20/21.5/21 mm」と薄くなっているため、「しなり感」を感じることができました。
また、ラケットの重さが「315g」とそこそこな重さですが、そこまで重たく感じず、かなり振り抜きやすく感じました!
自分がラケットの【どこで打っているかの情報】をしっかり感じ取れる「薄ラケ」のような打球感なので、片手バックの方にもオススメです!
硬い打感からマイルドな打感になった
✅前作と比べて大分マイルドな打感になっていました!
マイルドに感じるのは「しなり感」が出るようになったのも、1つの要因だと考えられます。
ただ、マイルドになったとは言っても、オフセンター時などには「まだ少し硬い」感じはします。
ですが、
・厚く捉える方
にとっては、振った分だけ「柔らかさ」を感じれる丁度いい硬さだと感じました。
ホールド感の強化
✅ボールが「乗る・ホールド感」が増しました!
前作よりも「5g」増え、「しなり感」が出たおかげでボールを「ホールド」する感覚を強く感じました。
この「ノリ感・ホールド感」は日本人好みの味付けです…笑
長くホールドしている訳ではなく、一瞬「グッ」と掴むような「ホールド感」なので、
ボールの初速が遅くなるようなこともありませんでした。
このホールド感のおかげで、弾きすぎて不安になることもなく、自分でコントロール「出来ている」感覚が強く感じられます。
ストローク
前作よりも「弾き感」は抑えだけど「飛ばせる」
✅前作のラジカルのような「弾き感」、「パワーアシスト」はあまり感じられませんでした。
パワーアシストが無いラジカルなんて、ラジカルじゃない!
そう思う方もいらっしゃるでしょう…。
しかし、弾かないだけで「飛ばせます」!
「しなり感」と「ラケットの重量」のおかげでしっかりと飛ばせる感触を感じられます。
特に「運んで打つ」、「大きくスイング」する方には「しなり感」を強く感じ、快適にプレー出来ます。
個人的には、飛ばしやすい「プレステージ」のような印象をもちました!
ボールを「潰し切れる」ようになった
✅前作よりも「弾き感」が抑えられており、ボールを「潰し切れる」感触を感じました。
弾き感が強いラケットは、スイングスピードが足りないと、ボールを潰し切る前に「吹っ飛んでしまう」、「暴発」してしまう事がありました。
しかし今作の「ラジカルプロ」は弾き感が抑えられていることに加えて、「重さ」もあるので、完璧にボールを潰して打つことが出来ます。
暴発する感覚が無く、「飛び過ぎ」を感じることもないので、自分からガンガン振っていく方はかなり安心してプレーできる印象でした。
前作よりもボールを「ホールド」して潰し、コントロール性も兼ね備えながら、しっかり打ち込めるラケットになっていました。
スピン性能
基本的なスピン性能は高い
✅かなり回転量の多いスピンを打つことが出来ます。
ただ、厚く振り抜いて潰さないと「回転量」を上げる事が出来ない印象だったので、
シコラーといった「擦り上げる」系のスピンには向きません。
擦り上げる打ち方をすると途端に「硬く」感じてしまう場面が多々あったので、「厚く振り抜ける」事が必須なラケットと言えそうです。
グリグリ系のスピンが打ちたいなら、前作の方が良いと感じましたね!
攻撃的な低めのスピンが打ちやすい
✅低めな弾道のナチュラルなスピン・攻撃的なスピンが打ちやすかったです!
軌道の高いスピンは打ちづらい印象はありましたが、攻撃的なスピンの打ちやすさには驚愕しました。
「厚く振り抜ける方」なら、ホールド感を感じつつ、かなりの高回転のスピンボールをねじ込むようにして打つことができます。
また、フラット系のショットがかなり打ちやすくなっているので、前作よりも「攻撃的」になれる仕様になっていると感じました。
ボレー
面の安定性◎
✅かなり面の安定性を感じられました!
弾き感は抑えめですが、面の「安定性」を感じられ、かなりコントロールが良い印象でした。
また、ラケットの重さがそこそこあるので「取り回し」はそこまで良くは無いですが、「速い・重い」ボールに対しても打ち負けない「安心感」がありました。
ボレーに関しては今作の「プレステージプロ」の使用感と似ていましたね!
サービス
フラット系のサーブが打ちやすい
✅スピン系のサーブよりも「フラット」系のサーブが打ちやすく、「ノビ」も出ます!
ただ、どんな人でも「スピード」や「ノビ」を出せるかと言ったらそうでもなく、ラケット自体のパワーアシスト感は「それなり」なので、
「振り抜きやすさ」と「ラケットの重量」を活かして打てる方にとってはかなり「スピード」や「ノビ」が出ますよ。って印象でした。
また、フレームが薄く「空気抵抗」が少ないので、【切る】ようなスライスサーブが打てる印象でした。
向いているプレーヤー
✅前作のラジカルが「硬い」と感じていた方
✅「運ぶようにして打つ」、「大きくスイング」する方
✅攻撃的なプレーが多く、自分からガンガン打ち込む方
✅重めのラケットでボールを「潰して」打っていきたい方
インプレまとめ
どうでしたか?
今作のラジカルの最低限押さえておきたいポイントは2つ!
1つ目は「しなり感」!
前作には感じられなかった「しなり感」を感じることができ、心地良いフィーリングへと変化していました。「薄ラケ」のような打感で、「ホールド感」も強く感じれます!
2つ目は「攻撃的なスピン」の打ちやすさ!
前作よりも高軌道なスピンは打ちづらいものの、「厚く振り抜ける方」なら、ホールド感を感じつつ、かなりの高回転のスピンボールをねじ込むようにして打つことができます。
また、フラット系のショットがかなり打ちやすくなっているので、前作よりも「攻撃的」になれる仕様になっていると感じました。
前作よりもボールを「ホールド」して潰し、コントロール性も兼ね備えながら、しっかり打ち込めるラケットになっていた今作の「ラジカルプロ」。
コートで映える蛍光オレンジのカラーで、目立っちゃいましょう。
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